2011-01-01から1年間の記事一覧

昔書いたの(最初4枚)

おわりのない街 <こちら側から>Ⅰ いつもはやさしく意識をからめとっていくはずのまどろみがなかなかやってこないものだから、わたしはなかばやけっぱちになって温めたマグカップにコーヒーを注ぎ、ベッドの縁に座り、天井を眺めて、その格子模様で張り合い…

鏡の国の

薄くまぶたをあければ雪がしんしんと降っている景色がにじんでいて、何かに包まれていて揺さぶられていて、どこかに運ばれている。 それはわたしの身体がまだばらばらだった頃の話。 第三者のカメラから見ればどうということはない、ひとりの大人が、小さな…

ある小説書きの死

ばかなやつ、心からそう思う。 わたしがはじめて彼と出会ったのは、確か10年くらい前のことだったろうか、うん、たぶん、そうだね、彼が確か大学に受かるかとか受からないかとかそういう時のことだった。 あのときからさあ、存在感、あったなぁ。 演劇やって…

1/24ustまとめー未決定なわたし、そして言葉と身体

お久しぶりの更新なのです。 今回の内容は昨日のustのまとめ+補足、ということで、元々喋るのが苦手である上に、正直なところなかなか話しづらいテーマであったためか、舌が思うように動かずスミマセンでした....(´・ω・`)こういうのって、原稿用意しないと難…